2020年に振り返るあべのAlbum of the Year 2018
はろーべいべーあべです。Twitterからの移行と2020 so farのウォームアップを兼ねた「2020年に振り返る」シリーズ。先日の2017年に続いて、第2回は2018年です!ウォームアップどころか「もうさっさと20 so far出してえよ」となってますがひとまずこちらで(笑)。
この年は夏に岡村詩野さんのライター講座に参加し、秋にはボロフェスタのライブレポートを書いたり、ライターとして動き始めた年でした。振り返るとなかなか感慨深いものがあります。その中でAOTYはというと、上半期16枚+16曲、年間の16枚+16曲+16公演とやってたみたいです。多い!
僕はかなりアルバムリスナーなのでもちろんアルバムが中心軸なのですが、トラック軸じゃなきゃ見えてこないものもあるよなと思って、別で曲もランキングにしていたのでした。ライブセレクションは単純に楽しかったのでまたやりたいです(今年できるかは微妙ですが…)。
出し方としては、いつも通りジャケットのコラージュをした上で、コメントを入れたiPadメモのスクショを並べていました。Twitterベースで考えたときに、この出し方は結構いいと思うんですよね。記事に飛ばすワンクリックって意外と軽視できない要素だと思っていて、このやり方なら比較的インスタントに伝えられるかなとずっとやってます。ただ難点はあまりがっつりコメントできないこと。なので、次やる時は簡易のディスクリプションとしてTwitterにはスクショをあげて、増強版としてこのブログにって感じですかね。まあ模索していきます。しかしiPadを手放してしまった!どうなる2020!
今回は上半期は割愛して、年間のアルバム / 曲 / ライブ(転載のみ)の16選+今なら入れそうなアルバム5選ということでお願いします。前回長すぎたのでちゃちゃっとやりたいなと思ってるけどどう出るか… まあだらっとやっていきます〜
- Album of the Year 2018 16〜11位
- Album of the Year 2018 10〜6位
- Album of the Year 2018 5〜1位
- Song of the Year 2018 16〜11位
- Song of the Year 2018 10〜6位
- Song of the Year 2018 5〜1位
- Performance of the Year 2018
- おまけ 今なら入りそうなアルバム5選
Album of the Year 2018 16〜11位
16. ヘブン / 曽我部恵一
まさかこれを入れることになるとは思ってなかったわ。リリックもフロウもトラックもどツボ過ぎるし、やっぱすげえよ曽我部さん。(2018)
年末に立て続けに色々出して、どんだけ多作なんだよと驚いた覚えがあります。実験性であれ衝動性であれ、フットワーク軽くどんどんかたちにしていく姿勢が素晴らしいですよね。これからもついていきます。(2020)
15. God's Favorite Customer / Father John Misty
壮大な前作と比べてシンプルな佳作という感じだけど、その中にこそ存分に彼のSSWとしての真価があらわれていると思う。(2018)
このアルバムめっちゃ好きなんですけど結構低めに置いてますね。まあ確かに前作と比べたら小作品って感じはありますが、だからこそエヴァーグリーンな歌の煌めきが存分に感じられるかなーって思ってます。同じこと言ってんな。(2020)
14. soil / serpentwithfeet
彼のおぞましさと神々しさが渾然一体となった空気感は尋常じゃない。フジロック若干消化不良だったからぜひまた来て欲しい!(2018)
そうですね、フジロックはやたら人が少なかったし早めに終わるしで少し引っかかるものがあったんですが、パフォーマンスはベストアクトクラスだったので是非単独かなんかでまた観たいものです。(2020)
13. Slide / George Clanton
ジャケ部門1位。もっとエレクトロ寄りだけどThe 1975から自然に飛んでいけると思うからいつも(しばしば)死にたい人はぜひ聴いて!(2018)
ジャケめちゃくちゃクールじゃないですか?LP欲しいなーと思いつつずっと買えてないんですよね。欲しいの多すぎるのでまだ後回しになる気はしますが…。この人もライブパフォーマンスが気になる一人。どんな感じになるんだろうか。(2020)
12. the CITY / サニーデイサービス
先頭でもあり帰るべき場所でもある稀有な存在。今年いろんな音楽を自然に受け止められたのはやっぱサニーデイのおかげなんですよ。(2018)
低いな!確かに前作の方が好きだけど、カオスな感じはこっちの方が断然上で、この時期のサニーデイここに極まれりって感じです。リミックスの『the SEA』に入ってた“FUCK YOU音頭”、あれこそが“This Is America”への一番の回答でしょう。(2020)
11. Amir / Tamino
入りこそコリン・グリーンウッド参加っていう触れ込みからだけど、妖艶なトラックと甘美な歌声で一瞬で虜に。素晴らしい出会いです。(2018)
TaminoはSXSW'19に出ていたようなので行けばよかったーと後から悔しくなってたんですが、観た人によると凄かったらしいのでぜひ来日して欲しいものです(これ以降音沙汰ないとかやめてくれよ…?)。コリンも "Indigo Night"での仕事をRadioheadに活かすのを期待…!(2020)
Album of the Year 2018 10〜6位
10. Little Dark Age / MGMT
かなりスルメよねこれ。ここにきて1stを更新した感のある原点回帰的新境地でセトリも格段に厚みを増したし、再来日の単独公演に期待!(2018)
単独!GREENROOM!サマソニもまさかの1975裏で観られなかったし悔しさが募りますが、近年すごく来てくれる感じがするので今後も期待していいでしょう。2nd以降ちょっと地味な感じがしていたMGMTですが、シングルクラスのキラーチューン満載のこのアルバムは1stと同等かそれ以上に思うし、青春を共に過ごした人がこう返り咲くのはなんとも感慨深いです。(2020)
9. HEX / ROTH BART BARON
これも愛聴盤です。モヤモヤして晴れない心の内をそっと拾い上げてさりげなく背中を押してくれるアルバム。何度も助けられたな。(2018)
ROTH BART BARONは本当にいいバンドなので皆さんぜひ聴いて欲しいんですが、『HEX』は彼ら独特のペシミスティックな空気を残しつつ、それでも前に進もうという駆動力に溢れたアルバムで、何度も勇気をもらいました。(2020)
8. Singularity / Jon Hopkins
実は今年の再生回数1位はこれなんすよ。気が滅入って音楽なんて聴きたくねえって気分の時とかどれだけこのアルバムに救われただろうか。(2018)
彼の来日も延期になってしまったなあ。友人に勧めた時の「でかい」って感想がすごく的を射ているなって思ってて、宇宙の大きさを思うときに自分の存在のちっぽけさを感じて悩みが軽くなるような、そんな気分にさせてくれるアルバムです。そう考えるとジャケもベストマッチなんですよね(ジャケから引っ張られたイメージかもしれませんが)。(2020)
7. ye / Kanye West
ヒップホップのアルバムってあまり通して聴けなかったけどこれは不思議なほどスッと馴染んでよく聴いてた。こっからもっと聴いていきたい。 (2018)
そう、とにかく聴きやすいなと。翌年の『Jesus Is King』『Jesus Is Born』しかり、カニエってヒップホップの枠で語っちゃいけない気さえしてきますよね。まだまだ掘り下げられていないのでこの辺にしときますが、僕とヒップホップの接合点は彼の中にある気がします。とか言ってたらTravis Scottフィーチャリングだと!(2020)
6. 球体 / 三浦大知
見向きもしなかったフィールドから放たれたこの一枚の衝撃たるや。日本のポップミュージックの未来を担う大作。来年フェスで観たい!(2018)
これは本当にびっくりしましたよね。みんなして度肝を抜かれるTwitterの様子もよく覚えています。去年のサマソニヘッドライナーにも期待したし、僕としてはグリーントリ前→Frank Oceanとかホワイトトリ前→Bon Iverなんて期待もしたい。洋楽 / 邦楽みたいな話は彼をラインナップするとこからはじめようなんて過大な期待を寄せたくなるくらい素晴らしいアルバムです。来年あたりどうかなあ。(2020)
Album of the Year 2018 5〜1位
5. Superorganism / Superorganism
この一枚から流すことを前提に、その中で何を選ぶか競ってるような感じすらあった今年のクラブシーン。ほんとみんな大好きだよなー!(2018)
この年の象徴と言ってもいい一枚でしょうね。札幌公演に行った時は興奮して連ツイしまくったことをよく覚えています。2nd以降どうなるか、若干の不安もありますがSuperorganismなら大丈夫でしょう。間違いなく2020年代を切り開くバンドの一つだと思っています。(2020)
4. Crumbling / 空中泥棒
安心の宅録感はそのままに内省的な公衆道徳からずっとポップに広がった。もはやElliott Smith好きならとかじゃなくみんなに勧めたい。(2018)
こちらの記事をどうぞ(2回目)!ごくパーソナルな前作の偏執性はそのままに、もっとユニヴァーサルなフィールドに広がりを見せた快作です。ほんとライブがどうなるのかってのが気になってるので、計画中とのことだし近いうちの来日に期待したいです。(2020)
3. POLY LIFE MULTI SOUL / cero
やっぱり今年を象徴するアルバムはこれだわ。でもまだ到達点じゃないんだろって思わせてくれるからこれからも目が離せない。(2018)
ディケイドを象徴するような前作『Obsucure Ride』(15)からポリリズミックなアプローチをさらに強化。新たな身体の可能性に挑んだような作品でしたね。今年の“Fdf”も良かったし、時代を切り開くのはやっぱり彼らです。(2020)
2. AINOU / 中村佳穂
いや天才としか言いようがないだろなんだこの人は。メロディも言葉も演奏もおそるべき自由度で何度聴いてもゾクゾクしっぱなしです。(2018)
このリリース以降ずーっと彼女のターンじゃないですか。こんなに大きくなるとは。何度か言ってるけど、「〇〇だから素晴らしい」を全て取り払った先の「ただ素晴らしいから素晴らしい」根源的なパワー。どこからでも彼女に繋がれるし、彼女からどこにだっていけるから、みんな聴けばいいんですよ。フジ本編初めてのライブレポも思い出深いです。(2020)
1. A Brief Inquiry Into Online Relationships / The 1975
良くも悪くもずっと横たえていた90〜00sのロックシーンへの憧憬を、現行シーンにぴったり重ねた会心の一枚。来年の来日超待望ですね!(2018)
そうそう、過去形の郷愁や憧憬のようでもあったロックへの想いを現在形に更新したという意味でこのアルバムはめちゃくちゃ偉大で、去年のサマソニ(今読み返してもバカみたいにエモいな…)も10年代を締め括るハイライトといっていい素晴らしいパフォーマンスでした。でも彼らはその先へ。20年代もともに行きましょう。(2020)
Song of the Year 2018 16〜11位
ここからは楽曲部門!YouTubeも貼っていくので眺めながらどうぞ。
16. Boy / 踊ってばかりの国
振り返れば今年は3回彼らのライブを観たけど最後はいつもこの曲だったなあ。ロックンロールの夢心地にいつまでも身を委ねていたい。(2018)
彼らを観て思うのはいつだって「ロックンロールは最高や!」、ただそれだけなんですよね。酸いも甘いも受け入れた先のピュアネスは何一つ損なわれるものがない。その象徴みたいな曲ですよ。(2020)
15. Mystery of Love / Sufjan Stevens
映画効果を差し引いても本当にタイムレスな名曲だと思う。もどかしくも素晴らしい愛の神秘にしみじみと聴き入ってました。(2018)
新作めっちゃ楽しみですよね。知れば知るほどにのめりこむ彼の多彩さと鬼才っぷりにここ数年はどっぷりなのですが、リアルタイムで迎えられるのははじめてなので心して聴こうと思います。この曲は何度聴いても心の中の普段閉ざしている場所に触れてきますよね。“Oh, oh woe-oh-woah is me”、これほど何も語らずにすべてを物語るフレーズって他にあります?(2020)
14. Fuh You / Paul McCartney
ポールソロ全然知らなかったからびっくり。こんなクラブで踊りたくなるような若々しい曲書くんやっていう。ライブ行きたかった!(2018)
聴いたことないですが、僕としてはほんとクラブで流しちゃっていい曲だと思いますよ。スルーしてきましたがポールのライブを観るのは一つの目標で、次来るなら必ず行きたいです。もしものことがあったら絶対に後悔する。できたら苗場のグリーンステージで観たい!(2020)
13. be yourself / DÉ DÉ MOUSE
何歌ってるか一言もわからんのに、思わず声を出して口ずさんじゃうような楽しさに溢れた、ここ数年のデデワークスの結晶のような曲!(2018)
ほんと「楽しい」でしかない。すごく本気なのにどこまで本気で言ってるのかよくわからなくて、自己陶酔の塊なことを隠さないけどそれがまったく嫌に映らない、そんな人柄も含めて僕は彼のことが大好きなのです。近年はここをベースにさらなる挑戦もしていて、ますます目がはなせません!(2020)
12. ソングライン / くるり
ボレロ→ビートルズ風のキラーフレーズ→早弾きギターとリフレインしながらどんどん前景が移り変わってくアウトロが素晴らしいよね。(2018)
くるりは昔からずっと「特筆するでもないが普通に好き」くらいの接し方なのですが、 このアルバム、とりわけこの表題曲はとてもスッと馴染みました。“ハイネケン バドワイザー”の掴みもこの上なくキャッチーですよね。この年の音博は外で音漏れを聴きながら日向ぼっこしてたんですが、この曲や“Tokyo OP”のクライマックスのような陶酔感だけどまだまだ序章みたいな感じに「中入りてえ…!」って思ってましたね。会場にはしばらく入ってないので、今年はぜひ行きたいです。(2020)
11. Heaven's Only Wishful / MorMor
まとまった音源を早く出して欲しい人ナンバーワン。キックひとつ取っても音の質感が本当に洗練されてて気持ちいいよね。(2018)
ほんとこの人やJohn Errolはもっと注目されていいと思うし、早いところアルバムを出してほしいですね。リリースのたびに「こうきたか…!」と思わされています。この曲は各パート音の一粒一粒がとても洗練されてて気持ちいいんですよね。絶対すごいアルバム作れると思うので頼みますよ…!(2020)
Song of the Year 2018 10〜6位
10. アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先) / 小沢健二
これまでの彼の物語がここに一つの到達点を迎えたのは長年のファンじゃなくてもなんとなくわかる。でもきっとまたその先へ。(2018)
映画がこの曲しか褒める部分がなくてひどく落胆したのも遠い思い出です。“彗星”やTwitterの感じがそれほど馴染めなかったので去年の『So kakkoii 宇宙』もいまいちハマりきれなかったんですが(あとオザケンを入れるのか入れないのかみたいな空気なかった?)、今なら割とフラットに聴ける感じがしますね。(2020)
9. そのいのち / 中村佳穂
今までまったく感じたことない種類のエモさに溢れてて聴いてるとニヤニヤしてしまう。今年観れなかったけど来年はライブ行きたい。(2018)
去年のグリーンルームで初めて彼女を観た時に、この曲で号泣しながらめちゃくちゃ笑ってわけのわからない感情になったのをよく覚えています。そこからはもう彼女の虜です。(2020)
8. Night Shift / Lucy Dacus
Oasisが好きな人とか絶対好きやろこれ。オルタナロックのダイナミズムとSSWの繊細な響きがめっちゃいいバランスで鳴ってるよなー。(2018)
単純に“Walk for hours in the dark feeling all hell”のとこのCreep進行(って呼んでいいのか?)が僕にとってツボ過ぎるんですよね。ライブでシンガロングしたい曲ですわ。(2020)
7. Lilies / Bedbug
これめっちゃ推したいのよね。浮遊感のあるシンセの音と呟くような歌(?)が聴いててスーッと入ってきてとても気持ちいい曲です。(2018)
albumoftheyear.orgで見つけてジャケに惹かれて聴いたんですが、この曲はめっちゃハマりましたね。きらびやかなサウンドとは裏腹にほとんど抑揚のない歌や、間に入るイタリア?中東?みたいな言葉の語りがすごくいい味を出してて。というか今気づいたけど今年もアルバム出してるんですね。なんや10曲18分って。聴いてみましょう。(2020)
6. RIVER / tofubeats
丁寧につむぐ素朴な言葉が纏う確かな説得力はもはや曽我部恵一の域といってもいいのでは。映画とのマッチも最高だったよね。(2018)
妙なケチがついてしまいましたが、「呪い」とでもいうべきあの映画の魔力を思うとどこか納得してしまう僕もいます。クラブナイトを丸ごとデザインしたようなライブも最高でした。というか結婚おめでとう!(2020)
Song of the Year 2018 5〜1位
5. Immaterial / SOPHIE
イケイケな頃のMUSEくらい「過剰」って言葉が似合う。こんなに臆面もなくはっちゃけたビートをぶつけられたらもう踊るしかないや。(2018)
みんな好きだけどDJプレイには向かないんだろうなって曲。何もかも破格なんですよね。確か一度だけCLUB SNOOZERでなんかすごくいい流れで聴いたことだけ覚えてるんですが、もう何も思い出せません。楽しかった感覚だけ残ってればいいんですよ。(2020)
4. Pirouette / Jay Som
程よいギターロック感と泣かせにかかってくる叙情的なメロディと。この曲聴いてるととってもセンチメンタルな気分になっちゃう。(2018)
なんでストリーミング消したんですかね?この前の来日でもやってなかったのですが、彼女の中でも屈指に好きな曲なので次はバンドセットでぜひ観たいです!(2020)
3. Love It If We Made It / The 1975
これはIf I Ever Feel Better級のニュースタンダードでしょ。深夜3:30のフロアでみんなで踊りたい。ライブで観たら泣いてしまいそう。(2018)
実際泣きましたよもう。あんまクラブでは聴かないですが、たまーに流れるととても感慨深くなってしまいます。今のセットでどう響くのかも気になりますね。スパソニでまた!(2020)
2. 'Til It's Over / Anderson .Paak
フジのアフタームービーめっちゃよかったよねー!音源のクールな感じも、ライブのプチョヘンザッ!からのドラムの応酬も大好きだわー。(2018)
こんなクール&スタイリッシュかつアツい&エモい曲もなかなかない。フジのアフタームービーに採用されたのも頷けます。“Come Down”しかりたびたびすごいキラーチューン持ってきますよね。(2020)
1. Rank & File / Moses Sumney
Radioheadの名前を挙げるまでもなく次世代の旗手は確実にこの人だし、もう見逃すことができない。来年の新作既にベスト確定では?(2018)
来年じゃなく再来年でしたが、やはり今年のベスト級も間違いないです。実はこの年のライター講座で書いたこの曲のレビューを公開してるので久々に読んでみたのですが、こんなのまさに今じゃないですか。とはいえ彼の慧眼というより、何も変わっちゃいない悪しき普遍性を嘆くところではあります。(2020)
Performance of the Year 2018
さすがに多いな…。ここは当時のコメント転載のみでいきます。テキトーに見繕った写真も載せてますが、いかんせんあまり撮る気がないので雑なのはご了承ください。時系列の16選です!
The xx @Zepp Osaka Bayside
三者三様のスタイルが折り重なって生まれてくるサウンドはバンドかくあるべしとでも言いたくなるくらい。セトリも完璧だったね。(2018)
Father John Misty @Umeda Club Quattro
歌ってる姿が神々し過ぎて見惚れてしまった。バラードの息が止まりそうな緊張感からカタルシス溢れる終盤へ至る構成力だよ。(2018)
彼らほどのライブバンドはそうそういない。佇まいはあくまでクールなのにめちゃくちゃ熱狂的な空間で全編クライマックスだったわ。(2018)
Four Tet @Umeda Club Quattro
こればかりはここにいなきゃわかんないから伝えらんないですごめんなさい。デイタイムのライブでこの陶酔感と没入感はどうかしてる。(2018)
控えめに言っても夢のようなひと時だった。全編歌えるヒットメドレーに遠くからでもちゃんと伝わってくる彼と満島ひかりの愛らしさ。(2018)
cero @BIGCAT
各々の身体感覚を呼び覚ますような音楽に身を委ねるこの空間に集う人々。まさに“同じ場所にいながら異相に生きるものたち”でした。(2018)
Kendrick Lamar @FUJI ROCK FESTIVAL
あまりにも鮮烈過ぎてもはやよく覚えてないんだよな笑 なんとなく身体に残ってるあの高揚感だけでしばらく生きていけそうです。(2018)
懐古とか言われようがベスト挙げるならこれかな。フジロックが培ってきたものすべてが詰まったステージだったし最高に幸せだった。(2018)
Vampire Weekend @FUJI ROCK FESTIVAL
ディランを受けるに相応しいこの夜のハイライトだったなあ。この時の月がめっちゃ綺麗だったことよく覚えてる。新作楽しみやなあ。(2018)
マイクスタンドに全体重をかけ魂の底から叫ぶトレントが本当に絵になるよね。暴風雨のような熱狂にただただ拳を突き上げてました。(2018)
My Bloody Valentine @SONICMANIA
念願の初マイブラだったけどこれは音楽というより環境だよ。すべてが溶け合った爆音空間は今思い出しても現実なのか定かではない・・・(2018)
Chance The Rapper @Summer Sonic Osaka
この夏最高のドラマがあったな。キャッチーで踊れるだけじゃなく荘厳で胸にくる彼の歌は言葉を超えて確実に伝わるものがありました。(2018)
Beck @Summer Sonic Osaka
最高だった去年の来日をさらに超えてきた!めっちゃ聴きたかった“Sexx Laws”を筆頭に終始盛り上がる曲だらけでずっと踊ってたなー。(2018)
DÉ DÉ MOUSE @Club Metro
ややこいこと抜きに「楽しい!」だけに焦点を当てた彼の最新モード!バンドセットも最高でひたすらはしゃぎまわってました!(2018)
チルい曲からアッパーなパーティーチューンまでクラブナイトの数時間がたった30分に凝縮されてたよな。向かう所敵なしではないか。(2018)
Mew @Umeda Club Quattro
ただただ愛を共有し合いました。大好きな『Frengers』の再現ライブだけどめちゃくちゃ感傷的になって終始ボロ泣きしてた・・・ありがとう。(2018)
あとがき
やっぱ結構この試みは自分としては面白いですね。今回は転載のついでくらいのあっさりしたものですが、10年後企画とかしても面白いだろうなと思ったので、その時にまた会いましょう。しかしまた1万字越えてるし結構時間をかけてしまった!2019はちゃっちゃと出します〜
おまけ 今なら入りそうなアルバム5選
今回は上半期入れていたやつからいきます。他にもある気しかしないけど2028年の楽しみに取っておきましょう。
Breaking English / Rafiq Bhatia
洗練具合がもはや意味不明なんですが何なんですかねこの人は?1作目にしてJonny Greenwoodみたいな領域にいるじゃないですか。今年のEPはまだ聴けてないんですが、普通に上位に入る気がしています。(2020)
(04:30) Idler / Jamie Isaac
ライブに行けない日々も相まってこの前の来日本当に行っておけばよかったーって思ってます。Moses Sumneyと同日て。ハシゴした人いたら話聞かせせてくださいー。(2020)
The Deconstruction / Eels
なんで外したんだ?Alex GやらBig Moonやら言いまくってますが、僕が一番来日してほしいのは常に彼らなんですよ。単独でもいいしできたらフジロックとかもいい。ずっと待ってます。(2020)
I Need to Start a Garden / Haley Heynderickx
ジャケのイメージ通りオーガニックなフィーリングを併せ持つSSWだけど、この人はPatti Smithみたいな要素もありますよね。上半期よく聴いていた快作です。(2020)
Phantom Thread / Jonny Greenwood
ジョニーワークスの集大成って感じの『You Were Never Really Here(ビューティフル・デイ)』もめっちゃ好きだけど、『A Moon Shaped Pool』も通過した新境地は今後のRadioheadにも活かされると思います。(2020)