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音楽周りのあれこれかれこれ

和訳と考察 Golden Slumbers / The Beatles

なんだこの映像。

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Once there was a way,
To get back homeward.
Once there was a way
To get back home.
Sleep, pretty darling,
Dot not cry
And I will sing a lullaby.
かつて故郷へと続く道があった
かつて家へと続く道があった
おやすみかわいい子よ 泣かないで
子守唄を歌ってあげるよ

Golden slumbers,
Fill your eyes
Smiles await you when you rise
Sleep pretty darling
Do not cry
And I will sing a lullaby.
黄金のまどろみが君の瞳を満たし
微笑みが君の目を覚ます
おやすみかわいい子よ 泣かないで
子守唄を歌ってあげるよ

Once there was a way
To get back homeward
Once there was a way
To get back home
Sleep, pretty darling
Do not cry
And I will sing a lullaby.
かつて故郷へと続く道があった
かつて家へと続く道があった
おやすみかわいい子よ 泣かないで
子守唄を歌ってあげるよ

 

単語
once:[副詞]かつて
homeward:[副詞]故郷へ向かって
darling:[名詞]あなた、お前/素敵な人 日本語のダーリンは恋人や夫婦を思い浮かべますが、もうちょっと広い意味です。僕は大切な人のことは君と呼ぶのでyouは君と訳しました。
lullaby:[名詞]子守唄
slumber:[名詞](通例複数)眠り、まどろみ 眠りに落ちそうな時の意識が曖昧になりつつある気持ちいい感じを黄金と言っているのかな。

 

1969年のThe Beatlesのアルバム『Abbey Road』より。伊坂幸太郎原作の映画『ゴールデンスランバー』で斉藤和義がカバーしたことでも有名。『Abbey Road』後半の一連のメドレーの中の小作品という位置づけだけど、単体として取り出してもいいものだなあ。懐かしさと安心感がある普遍的なメロディはやはりビートルズならでは。映画の中で登場人物が度々”Once there was a way〜”と口ずさんでいたけど、代表曲の『Yesterday』しかり、全体の完成度もさることながら冒頭の掴みがこれ以上ないキャッチーさを持っているまさに普遍的名曲。映画の中で使われるタイミングはなかなか辛い状況ばかりなのだけど、そんな時に口をついて出てくるこの曲が心の中にある大切なものを取り戻させてくれるのだなと思う。

 

おまけ。映画のプロモーション。

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最後にちょっと斉藤和義バージョンが流れるけど日本のミュージシャンでビートルズマインドを広く一般的に歌ってる人といえばやっぱせっちゃん。ナイスチョイス。伊坂さんあんま詳しくないけど、いい映画だったのでこちらもよかったら。